2021年02月03日

水道の節約のつもりで元栓を絞るのは間違い


 本来なら当たり前の知識なのですが、割とあまり知られていないことです。


 特に水資源の節約などのことを考えているような、「意識の高い人」にはありがちな間違いかも知れません。

 私自身がトラブルに遇った経験から、共有できるお話をしたいと思います。





 水道代を節約しようとして、メーターのある家の外の元栓、「止水栓」のコックを回して、半分ぐらいにして使っている人がいます。

 間違いなくそういう発想をする方はいらっしゃると思います。


 水道の蛇口をいくら回しても、沢山水が出ないようにすればいいと、家の水道の元栓を半分ぐらい締めてしまう人がいます。
valb.gif



やったらダメです。
 ダメ、ゼッタイww。

止水栓バルブが壊れます。



1. まず、水の節約にはなりません。家の中の使う蛇口で調節するものですから意味はありません。

2. もしバルブが壊れた場合、自己負担しなければならない場合があります。

3. また、その工事が困難な場合があり、ヘタをすると多額の費用がかかる場合があります。



 壊れてしまうのはなぜかと言うと、半分しか絞めてない水道の元栓は水道の流れにネジの頭が晒され、磨耗して壊れてしまうからです。

 常にネジが水流に露出していることになるわけです。


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 「金属なんてそうは壊れないだろう」と、そう思われるかも知れませんが、これが意外と早く磨耗します。
3.jpg

 私の経験ですが、壊れるまでの時間は、その目安は四人家族で3年ぐらいです。


 半分に絞めておくと、バルブが壊れるまでたった3年です(汗)。  



 なにしろ元栓です。

 トイレや風呂、キッチン、庭、ガレージと、家全体で10の蛇口があるとしたらどうでしょう。

 全ての水道の供給の元ですから、10倍の水流と水圧がかかり磨耗してゆくことになります。


 前回の記事でお話をしましたが、スピンドルが磨耗して水漏れする、その寿命が30年後だとすれば、10分の1ですから「3年で壊れる」という計算は成り立ちます。




 金属であっても上の図のようにしていとも簡単に割れてしまいます。

 ネジの先端が水流で折れ、水道管の中で吹き飛びます。


 そして止水が完全にできなくなり、バルブの周囲から水漏れが始まります。

 元栓とメーターを格納している家の外の水道メーターのボックスから水が溢れます。

 こうなると水道局に修理を依頼しなければなりません。


生活110番


 しかも、これがメーターよりも向こう側だったら実は本当にラッキーなのです。この場合は無償です。

 水道局の責任として無料で直してくれます。


 しかしもし、こちら側の家側の水道管の漏れになったら自費です。それがルールです。


 メーターよりも家屋側が破損した場合、それはコチラの家庭側の責任ということになって修理交換工事は有償となります。


 これには多額の費用がかかります。

 私が聞いた時には10万ぐらいは覚悟が必要だということでした。(※ 地域によって大きく違うようです。)





 例えば、この交換工事が困難な場合というのがあります。


 家屋には道から水道管が通っています。

 家の元栓が壊れてしまった場合、そこまで通っている水道をまず止めないと交換が出来ません。


 実はこれを止められる道側の元栓というのがあるのですが、長い時間が経って道路の舗装などで埋められてしまっていたり、塀ができてその下になってしまっていたり、コンクリートで固められてしまっているケースが多いのです。

 そうすると、水を止めないと交換できませんので、困ったことになります。


 この工事をするには、液体窒素などで水道管を瞬間的に凍らせてから行うことになります。

 水道管をカチンカチンに凍らせて水の流れを詰まらせ、それからバルブを交換することになります。


 この話だけでも費用がかさむことは十分に想像できると思います。





 常に水道の元栓は全開にしておいてください。


 水の量を調整するのは家屋の中のそれぞれの蛇口でやることなのです。


 水の節約には元栓を絞めるのではなく、使うときに蛇口を開けすぎないようにすることです。


 日頃の心がけで、水道を出しっぱなしにしないようにすることです。

 歯磨きをする時、食器洗いをする時、水を出しっぱなしにしている人は多いです。





posted by 買い猿 at 16:12| 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする