2022年04月20日

新規事業のヒント「子供のためのサブスクサービス」

【はじめに・端午の節句から】

 端午の節句が近いため、デパートなどで兜飾りが展示されています。

 多彩な兜飾りがあります。
 ミニチュアで、いわば「フィギュア」ですがそこが可愛らしい。

 あのサイズは子供の目線からすればむしろリアルに見える大きさです。そこがポイントです。

 むしろ実物のサイズだと大きすぎて現実感がないでしょう。
 誰しも幼いながらも誓うこともあったのではないか。

 どれも高級な素材を使い豪奢なものです。

 布の部分は正絹。兜は台座と敷物の上に。
 西陣など織物を使っているものもあります。
 ミニチュアの刀もついているのが普通ですが下緒は手作業でしょう。

 刀の鞘には紐が結んでありますが結び方が独特なものです。

 台座の漆は会津塗りや輪島塗り。



【兜飾り】

 「兜飾り」というのは、戦国武将の意匠を使ったものだと言えます。
 忠実に史実に基づいて兜を再現しているものでもありません。

 歴史上の戦国武将のキャラクターにならい、そこから着想するというのが面白いところです。

 伊達正宗や徳川家康は定番です。
 割と珍しいものですが織田信長もあります。
 信長は奇抜な兜が有名ですから、興味深いものがあります。

 キリシタンの武将であった高山右近の兜飾りがあれば見たいものです。
 資料によれば高山右近の兜にはやはり十字架が掲げられていたようです。

 つまり、クリスチャンのお宅でも兜飾りは違和感なく飾れるということです。

 節句といっても「和」と「洋」で対立することもありません。
 クリスチャンのご家庭でも端午の節句が違和感なくできる。

 豊臣秀吉の兜はあまり見た覚えがありません。滅亡してしまったからでしょうか。子孫は絶えました。
 そんなところもやはり男の子の将来を願う、そんな配慮が窺えます。

 兜飾りのお値段はだいたい十万前後です。高い。



【値段の高いものこそサブスク】

 高価なものですから、こういう兜飾りこそ「サブスク事業」が適合します。

 「サブスク」とは「サブスクリプション」のこと。
 一定額を支払ってもらいサービスを継続して提供するやり方です。
 苦戦はしていますが洋服のコーデのサブスクもあります。


 兜飾りのサブスクだと五月五日、五月だけということになります。
 これを事業として広げられないか。

 こういう、タマに飾ったりするだけのものをサブスクればいい。
 いわば「歳時記のサブスク」です。

 それなら、ターゲットはお子様のいるご家庭ということになります。
 成長すれば子供は忙しくなってしまいます。 家族との時間どころではありません。
 まだ子供のうちだから楽しめることです。

 お子様向きのサービスだと言えます。

 こういう暦や歳時記というのは幼い頃から触れておくとよいものです。
 季節を感じる風雅なココロが育ちます。
 何かしら身につくものがあるはずです。

 何よりご家族のよい思い出になることでしょう。



【月にひとつの節句】

 一年のサブスクは初めの正月飾りから始まります。

 雛祭り、お花見、端午の節句。

 夏は夏祭りやお盆。

 秋は盆踊りやお月見。

 冬はハロウィーン、クリスマスがあります。

 ここに七五三も入れて、お子様の誕生日や誕生会、お食い初めも入れられるでしょうか。

 これでざっと12個イベントです。
 一年間、月に一度のサブスクリプションができることになります。
 毎月、幅はあってもいいですがサブスク料の引き落とし、途中退会時には残りの翌月分を手数料としていただく。



【具体的なアイテム】

 正月飾りはもちろんのこと、お屠蘇セット、お節料理の重箱がいい。どれか選んでいただく。

 桃の節句は豪華雛壇飾り。

 花見もお重と膳をご用意。手作り料理を詰めて家族でお花見に出かけていただく。

 端午の節句は兜飾りと鯉のぼりを選んでもらう。

 夏は夏祭りということで花火セット、浴衣というのもあります。

 お盆には回り灯篭、走馬灯。

 ハロウィーンのコスプレ、クリスマスのサンタとツリー。



【むすび・新規事業開発】

 節目の日には特別な飾りや器が必要です。
 縁起物ですから豪華なものにしたいものですが要が済めば邪魔になります。

 そのうち面倒になったり、飽きてしまうこともあります。
 それを届けるサービスの事業化ができるのではないか。

 一年間の子供の無事の成長を見守るとともに、お子様の情操教育にも役立つ。


 もちろんその全てが本物であるべきです。
 伝統の工芸品で本物に触れてお子様が育つのです。


 このサブスク事業ですが、どこかがおやりになるという話も聞きません。不思議です。
 当方が存じあげないだけでしたらご勘弁を。

 ひいては、本件新規事業には全国の伝統工芸産業を支えるという意義もあります。




posted by 買い猿 at 16:26| ヒント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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